今年の新入生のお母さんが言いました。
「今年は不登校が多いのですよと先生が言っていました。
うちの子の学年は、多かったようです。うちの子はゆずりは学園に進学できたけど、みんな、どうなったか、わかりません。」
不登校の生徒さんたちは、中学を卒業しても家にいるケースが多いです。今年も定時制高校の不合格は多く、多くの生徒は家にいる傾向が多いです。
ただ、思うのです。中学の先生は「多い」のではなく、もっと真剣に進路指導をしてほしいのです。中学からの社会への自立は難しいです。小学校から不登校経験をしている場合には、もっと難しいです。
私がこの学園を開設したときは、全国で13万人の不登校。
今は19万人、コロナで多分かなり増えています。
スマホ・ネットゲームへの利用時間も多くなりました。
学校で、みんなと同じことを強要されるのは、心がついていかない子もいます。そこに、全国一斉の休校のあの時から、子どもたちは、ゆっくり自分の時間を見つけました。
休むことを全国で認めてくれたのです。
不登校と責められることはありません。
でも、今再びコロナ問題がやや少し落ち着いてきて、また学校が始まりました。
今日、一つの電話が入りました。今年の入学生の担任の先生からです。
「○○君は、元気にやっていますか?」という電話でした。
「元気にやってます。レポート学習も順調です。先週のネイチャーゲームも先輩の生徒たちと森の中の樹々を探していました。そのあと、仲良くなった友達と遊びに行きました」と答えました。
すると、先生が
「自分はあの子を十分指導できなかったから、ゆずりは学園で元気に楽しくしていると聞いてすごくうれしいです。よろしくお願いします」と言われました。
このような先生がもっと増えると、本当にうれしいです。