今、ひきこもり先生のテレビを観ていて、なぜか現場での事件がたくさん思い出されました。
夜、一本の電話。
強く、はっきりとした声で、「先生、今息子を階段から突き落としました。よろしく」
急いで、車で生徒の家に向かいました。
家にはいません。出ていったという親の言葉を聞いて、探します。
いました。裸足です。親と殴り合い、あちらこちら血が出ています。
病院に連れていきました。
「お母さん、こんなになるまで放っておいて。直ぐに連れてくるように言ったじゃないですか」
看護婦さんに怒られました。
前にも家で、暴力騒ぎを起こし、けがをしていたことを知りました。
学校現場でのいろいろな生徒と家族の姿。
夢中で向き合ってきました。
「5時からも先生」でしたね。
学校で出来ることは、教科書を手に子ども達と向き合うこと。
「5時からも先生」は、学校から家に帰って行った生徒を教科書を持たないで向き合う先生。
今は、もう一人の家族として、子ども達のお母さんとして向き合っています。
時に、学園の先生として、レポート指導や全員に評価「5」を付けています。
今日は保護者会でした。今日は初めてずっと座ったまま、お母さんたちに話しました。
ひとりのお母さんが「先生、大丈夫ですか?子どもから、先生の様子、見てきて。心配だからと」と言われました。
めまいが治りません。私を心配してくれている生徒がいました。大きな励ましになりました。ありがとう。
動画が少しずつ発信されています。ゆずりは学園を残したいですね。