福島大学名誉教授 鈴木 浩先生たちの「福島の未来を考える座談会」が2011年8月に作った理念
・原子力に依存しない
・安全で持続的に発展可能な社会づくり
・どこにいても町民でいられるような町外コミュニティーの必要性
などがありました。
しかし、その後多くの国や市町村の施策、さらに今回のコロナ禍で、福島の人々の気持ちは、翻弄され、私たちの学園に届いた手紙にも多くの「孤独死」「孤立」「生きる希望がない」といった、思い描いた方向とは、まったく違い、かなりの取り残された、取りこぼされた人々がいます。
福島のレンギョウが、満開に咲くのを見ても、死んでいった多くの人々を一人でも救える手段はなかったのかと思われます。
今回のコロナ禍で、また多くの子ども達が消えていきました。
自分の気持ちが言えない、生きていると人に迷惑をかける。
周りの大人も大変です。
子ども達に気持ちを理解し、支え、寄り添うことをしたくても出来ない、目の前の経済的な貧窮問題が大人を苦しめます。でも、子ども達を支えることができるのは、家族であり、大人であるのは確かです。
二年目のコロナ禍を伴う子ども達のもうひとつの居場所作り。
福島の復興と同時に、
・誰も置いていかない
・誰も取りこぼさない
・誰も排除されることがない
子ども達にもっと寄り添う時間を作るのが、大切です。