詩人の丸山薫は、愛知大学の先生を豊橋市でしていました。その関係で豊橋市周辺の詩や作詞を残しています。

その中には、馬草の海岸を歌っています。
「かすみたなびく野田の郷 馬草の浜の波 静か・・・」この詩の看板を作りました。
今の馬草の海岸は ゴミの山です。砂浜は無くテトラポットが防波堤です。そこにあるのは「アサリ 掘るな」が2本です。
完成した看板に吊るした、ビニール袋は日本財団から頂いた、魚がプリントされた物です。看板作業中にペットボトルを拾って吊るしました。

海のゴミは、無くなりません。人間のいじめも、なくなりません。地球上の放射能も、なくなりません。人間が作った人工物は、全てはゴミです。
詩人の歌った気持ちは、永遠に心に記憶して残って欲しいです。
この渥美半島には、島崎藤村の「名も知らぬ 遠き島より 流れよる椰子の実ひとつ・・・」
「鷹ひとつ 見つけて嬉しい 伊良湖岬」〜松尾芭蕉〜
「あの雲が 落とした 雨に濡れている」〜種田山頭火〜
多くの歌を石碑にしています。
今回の看板は、現地の浜で流木を拾い 作りました。何年もつか分かりません。海のゴミを片付ける方法のひとつとして、考えました。