8050の問題は、日本全国で起きています。

私たちは、この問題のスタートに、生き辛い社会での、不登校、ひきこもりも大きく関わっていると

考えています。

「不登校からひきこもりの連鎖を防ぐことは、とても重要です」

と、講演などを頼まれると話します。

この歳になって、もう講演は頼まれることも少なくなってきましたが、10月には高校教育関係で、

ひとつ頼まれています。そこまで、命があればとお答えしておきました。

 日本では、諸外国に比べ、年上を尊敬する教育も少ないです。姨捨山という話もあります。

コロナ禍で、消えた子ども達です。

愛知県では、2600人の定員が欠けている現状。転校生はいないのです。

規則通りの学校の中で、生きにくい子ども達は、多くいます。

私立、公立授業料無償化は、授業料の支援のない通信制高校への転校はかなり難しくなりました。

退学する生徒が、多くあると聞きました。

 

これが、同居孤独死問題に、加速していくと思っています。

家族間で殺人や、孤独死問題で逮捕、「親が憎い」「子どもが憎い」

まじめであるがゆえに、人に頼めない。自分で何とかする。自分では何をしていいのか分からない。

親の介護で、職を離れ、収入のない中で、福祉の支援の薄い日本社会の渦に流されていく。

いつも家にいる子ども達に、その世話も行きます。

 

京都で引きこもり青年たちに寄り添う知人が言います。

「沓名さん、青年たちに会えるようになるのに、年数がかかるんですよ」

「家に入ったら、臭うんですよ。押入れの中から・・」

 

不登校からのひきこもりを作ってはいけません。

今月末に、教育長先生にお話に行きます。子ども達を守らなければいけません。