毎年、この8月の後半になると、読売新聞に連載される

STOP自殺 しんどい君への記事が掲載されます。

 

今日の記事は、タレントryuchellさんです。

沖縄出身の彼は、小学校時代、おしゃれな服を着て、香水をつけて、自分らしく過ごせていたのに、中学になると、ファッションを封印、学校の仲間に同調して、好きな友達や先生の悪口を言い、自分にいじめの対象が向けられないように、最後には自分が何者かわからなくなり、素の自分が出せず、学校を休みがちになっていきます。でも、高校進学を学区外の「個性的な恰好の多い、校則も厳しくない」高校で、「高校生活は自分らしく」生きて、今はモデルや歌手として生きています。

 彼の記事の中で、「学校はどれだけシビアな場所か」「一つでもしくじったら、終わり」の言葉も深い意味があります。

 

埼玉県戸田市の中学3年生の「親を殺す殺人予行練習」では、

「塾に行きたくなかった。もう頑張れないと思って、塾に行くと言い、殺人に使うナイフを持ち出して、犯行に及んだ」とあります。頑張れないのは、もう限界にきていることです。

 

「もう、無理」「もう、だめ」と言う言葉はよく子ども達が言います。無理なら、その道から離れることが大切です。

自分らしく、自分にあった道を選んでほしいですね。

河合隼雄先生の言葉に「日本は梯子がない」と言うのがあります。梯子は自分らしく生きるのに、必要なものです。

学校以外の梯子を探してください。

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