10月5日、6日と行われた海岸清掃で、きれいな海になりました。1300人以上の参加者で、本当にきれいになった三河湾でしたが、今回の19号の台風は、東日本、福島、宮城、長野といった多くの町を水没させ、さらに多くの生活ゴミが再び海に川に流れていきました。

 三河湾がすぐ学園の前に広がっています。シエモアの部屋からも、きれいな三河湾が見えます。

でも、また今回の台風で、再び海はゴミと流木の海岸になりました。

 自然と向き合うのに、人間のできることは何なのでしょう。まずゴミは少なくすることは出来ます。

一人ひとりが意識することは大切です。学園の生徒も少しずつ意識が上がってきました。

プラスチックごみは、確かに減ってきています。プラスチックゴミは50年。ペットボトルは400年。釣り糸は600年。レジ袋は20年。これはプラスチックの分解年数です。

 年間870万トンのプラスチックごみが海に流出されていると言われています。

今のペースでこうした流失がなされると。2050年には、ゴミが魚より多くなると試算されています。とにかく海岸でプラスチックを拾うことは未来の子ども達にとっても、人間にとっても、人類にとっても重要です。

 生きにくい青年がいます。こんなことでと思うことが、その青年にとっては、きわめて重要な問題点になります。病院に少しだけ、付き添うことになりました。生きにくいから、病室でもいろいろな持込みを禁止されています。それが納得できず、看護婦さんとトラブルになりました。約40分、看護婦さんは、本当に丁寧に聞いてくれました。

 この社会はいろいろな決まりがあります。「あたりまえ」が多くあります。でも、その当たり前が理解できない人がいます。「ふつう」「あたりまえ」はいったい何なのでしょう。

 「ふつうの子」なんてどこにもいない  みんなの学校で話題になった木村泰子先生の言葉です。「自分の考えを持つ。それが最低限の学力。その学力は社会に出た時には、生きるための力となる」 それが一番大切にしなければならない「ふつう」と木村先生は言います。

 生きていて、何が楽しい?生きるのは苦しいことばかりです。自分のままにといつも私は言います。あなたはあなたのままでいい。自信を持ってと言います。生きるのが苦しい青年たちは、多くいます。みんなすてきな優しい人です。そのままでいいと思うのです。どこかにそうした青年達を理解してくれる人がいるといいのですが。自分に自信を持つと生きやすいです。いいものをいっぱい持っているのですが、自己評価が低いために、自分を認めることが出来ないのです。

わたしたちの未来のために、私達は何をすればいいのか、多くの課題ばかりです。