フリースクールを始めて、もうこんなになるのだと思うのは、数字です。

発達障害の子どもを持つ親の会も200回記念は、今年の3月でした。平成13年5月から、毎月開催されていた親の会です。本来ならば、11月10日発行の機関誌ゆずりはの森からも200回になるのが、この親の会と同じ時期でした。でも、修学旅行が海外だったり、イベントが多くて記事が間に合わなかったりとさまざまな理由で、機関誌と親の会がずれてしまい、194号として今日発行されています。親の会は今週の金曜日に、204回になります。

 誰でも気軽に話そうと、ピヨピヨ便りで始まった機関誌は、池の原フリースクール時代の機関誌でした。その後特定非営利活動法人となって、ゆずりは学園へと名称を代えて、ゆずりはの森からとなりました。

 この機関誌を一つの本にまとめてみたいと思っています。

私たちは。今まで二冊の本を出版しています。1冊目は池の原フリースクール日記「もうひとつの家族  ドアのない部屋から」をクツナ池の原センターとして、本の泉社から出版しています。

ちょうど、テレビ朝日系「もうひとつの学校」として、全国放送された2007年9月でしたから、その少し前の2006年6月の発行でした。発達障害が多くテレビ、新聞でテーマになるこの頃ですが、私たちが始めたころは、手さぐりだったり、大きな誤解だったり、課題ばかりでした。

目の前のいろいろな問題が出るたびに、何とか少しでも良い方向へとまとめた本が、発達障害

対応マニュアル「異空間のドアを開けて」でした。この本もあとすこしになりました。真剣に子ども達に向き合ってくれる人にだけ売っています。

 子ども達と向き合って、いろいろなことがあり、いろいろなことを学びました。

その時々に学んだり、失敗したり、考えたことをブログにも書いたり、またそれをまとめたりして来ました。今回、ゆずりはの森からの機関誌が、もう少しで200号になります。なんか数字の良いところで、まとめて本にしたいなと思っています。

 30年、教育現場にいて、20年「もうひとつの学校」作りに奔走してきた、子ども達、青年と向き合った50年間の教育のまとめになります。その本のタイトルは何にしようかなと今から考えます。このごろ名詞がすぐ出て来なくなったから、急がないといけませんね。