校内暴力で荒れた学校現場で、約400名以上の保護者の集会が行われた20年前。
子どもが悪い、親が悪いの二本立てのマニュアルが決まっていました。
学年主任、生徒指導どの先生も「子どもが悪い」「親が悪い」と言いました。
今、学校が荒れているのは、子どもが悪い、親が悪いの二本立て。
私は、意見を言いたくて、挙手していますが、なかなか当ててはくれません。
やっと、私が立って、「確かに子どもが悪い時もあります。初めての中学生、思春期の子育ては難しく、
保護者の悪い時もあります。でも、先生も悪い」と言った時、保護者の方々が拍手してくれました。
勿論、その集会が終わった後、すぐ校長室に呼び出され、「私たちは子どもが悪い、親が悪いの二本立ての
マニュアルにしていた。それなのに教師が悪いという沓名先生の今の意見。なぜ組織を邪魔するのですか。
沓名先生がいると、警察が呼べない。」
2000年12月の保護者集会での一言で、私は退職の決意。
子ども達を守ろうと、もう一つの学校を立ち上げました。
何かあるとすぐ親に電話する学校。
そしてこの20年、学校からの電話で苦しむお母さんたちの声の多さ。
毎日、電話が鳴ると、怖くて震えますと言うお母さん。
だから、自分が学校を作った時、問題が起きた時も私は子どもと話し、親には話すことも少なく、
子どもが高校卒業の時に「ママさんありがとう」の言葉で、終わってきました。
しかし、今回はまったく逆で「なぜ親である私に電話しなかったのですか。早く言ってくれたら」
学校からの電話に怖がっていた人にですか?
子ども達は学校でいろいろなことを起こします
でも親に言わないでと言います。それで話しながら成長してくれました。
でも今回は難しかったです。
ひとつひとつ、何かあったら、親に電話したほうがよかった?
教育現場での30年。フリースクールを設立して20年。