朝、出かけていきました。
同居人にも確かめます。
「はい、出かけていきました」
夕方、電話が入ります。
「自転車で、転びました。足が痛い。どうしたらいいですか?」
会社での勤務を終え、ゆずりは学園に戻る途中で、ギアが・・・
救急車を呼ぶように言いました。「病院へ行くのはいやだ。親が来るからいやだ。
骨折はしていないけど、歩くと痛い・・・ファミリーマートの近くという言葉の途中で電話が切れました。
何回かけても留守電に切り替わります。軽トラックを持ちに行き、迎えに走るのですが、本人も
自転車も見当たりません。すると、やっと電話。
大型トラックの運転手さんが、自転車と彼をゆずりは学園校舎にまで、送ってくださったとのこと。
ゆずりは学園に向かいます。
「迷惑かけました。充電が切れてしまって・・足は痛いですが、明日は行きます」
「車のドアの上にある窓枠を取り付けていく作業・・」一生懸命説明してくれます。
「作業をしていると、時間がどんどん過ぎていきます。明日も行きます。」
足を引きずっています。ロッカーのカギも見せてくれました。制服も着ています。
明日は、朝5時半 ゆずりは学園を出て会社に向かいます。片道自転車で、40分かかります。
捻挫した足は、やはり気になります。
朝、5時半、パパさんが車で会社まで、送ることにしました。