2001年の5月から開校しているフリースクール。初めは二人でした。その年に中学生12名が入学。自宅では手狭になり、2002年学校のチャイムの聞こえない野田町に引っ越ししました。

学校にもどれる子は、学校にもどしました。また学校からもどってくる子もいました。

 その中でも、テストで100点取った生徒がいました。すると学校の先生が「誰のを見た!」と叱った先生がいました。成績が優秀な生徒もいます。100点取れます。カンニングではありません。

 私のフリースクールからは信州大学、筑波大学、名古屋大学などの国立の大学に入学した生徒がいます。一度の小学生、中学生時代です。その時期をどこかで学ぶ大切な学習の権利が子ども達にはあります。高校生になってから、ゆずりは学園に入る生徒も多いです。でも、その前の小学生、中学生の時に、もう少し基礎的な学習をしていたら、専門学校、大学への次の進路ももっと楽にできただろうと思うことが多いです。

 開校当時、現場の先生から「沓名先生のフリースクールは、お金がいるから、勧めないですよ。だって、田原市でも無料のフリースクールが出来たから」 私たちが開校してから2年後くらいに市がオープンしたフリースクールです。エアコンもパソコンも完備。指導教員も8名いましたから。

 どこでもいじめはあります。子どもの気持ちとしては、できるだけ遠くに行きたいのです。

私たちの学園には遠くから通っている生徒が多いです。

「学校には行きたくない」と言っていた子どもが、ゆずりは学園に来た最初の日、「帰りたくない」と言っていたのを見ると、この居場所は大切だと強く感じました。

 フリースクールが無料化になるともっと多くの子ども、生徒がここを利用して、次の自分の人生を見つけると思います。社会貢献寄付型自販機の設置に企業、個人の方々がいると、いつかこうしたフリースクールの無料化が実現します。不登校からひきこもりを作りたくないと思います。

 教育機会確保法が成立しても、残念ですが、今は愛知県では活用されていないです。