社会貢献型寄付の自販機を作りました。飲料水1本につき、10円の寄付がゆずりは学園に入ります。設置、配線は(株)サンカンパニーさんが無償でやってくださいます。設置者の方には、場所の提供と電気代の一部は負担していただくことになります。

 どの子どもにも学校以外の学びの場所は確保されなければいけません。外国籍の子どもも多くなりました。でも日本語がよくわからない、漢字が読めない、数学もよくわからないなど、多くの課題があります。塾もお金がかかります。だから、中学は卒業しても、高校には進学できず、十分な力はあるのに、それを生かすことが出来ない子どもがたくさんいます。

 全国で13万人以上の不登校の生徒がいます。この東三河でもかなりの小学生、中学生が学校に行っていません。集団生活やコミュニケーションが苦手であったり、感覚過敏があったり、こだわりがあったりする生徒もいます。でも、中には経済的に課題があって、行きたくても行けないフリースクールの無料ではない、現状があります。

 教育機会確保法は、2017年に成立しました。その子どもが住んでいる市から、フリースクールへの支援補助をする制度です。現在、福岡県は運営団体へ最大で200万円補助、北海道札幌市では、児童生徒の人数によって、補助金を出しています。国が支援している法律なのに、ただ二つの市しかありません。

 どの子も、学ぶ権利があります。どの子にも学ぶ居場所の確保をしなければなりません。その学ぶ場所が無料であることが、多くの子どもを救うことになります。不登校からひきこもりの連鎖を止めることが出来ます。多くの企業、行政、民間の方たちとの協力で、子ども達を支援していきたいと思います。