子ども達の居場所つくりを。とにかく目の前の子ども達の居場所を作らなければとの思いでした。それから20年。短いようで長かったですね。知人からは、あと10年、あと20年と言われますが、思いだけでは、大きな石は動きません。

 特に、今年のようなコロナ禍では、今まででさえ家から出ない子ども達が多いのに、ステイホームは,さらなる不登校の数が増えていきます。

今回の本の出版で、私たちがつかんだ知識を、若い後継者の人々に伝えていきたいのです。不登校を好きでしているのではありません。発達障害は病気ではありません。生き辛いこだわりを、周りの人が理解してくれるだけで、彼らの個性を伸ばすことができるのです。

 ゆずりはの森が、先日のNHKテレビで、紹介されましたが、森の木々を伐採、太陽の光を地面に与え、里山にして、人が入れる環境を作ってきました。森の中のブランコも作っては、そして壊れたら作り直す作業をしています。しいたけも栽培しましたが、ハクビシンに食べられ、鶏も飼いましたが、野犬などに襲われ、森を利用した何か、子ども達に生産性のある事業を考えてはいますが、どれもうまくいかなく、不登校の子ども達の社会との接点、出口を探す旅はまだまだ解決策は見つかりません。

海と森に囲まれた学校です。コロナ禍では、ますますこうした自然の環境は大切だと思います。

 海の見えるトトロの民家に、今新しい子ども達の居場所作りをしています。

ゆずりは学園の新しい後継者を育てながら、また一歩前に進みたいです。