全国に14万人、この数字は私たちがこのゆずりは学園を起ち上げた2001年よりほとんど変わっていません。毎年、毎年不登校は減っていないし、彼らが着実に10代から20代、30代、40代へと歳を重ねていく現実。2001年に10歳だった子どもは、29歳になっているのです。そして不登校児とは呼ばれず、ひきこもりの青年となっているケースがあるのです。

 当時、不登校だった子どものその後の調査はなされていません。中学を卒業と同時に、国は彼らのその後を追調査をしていません。

 虐待も国の一斉の調査で、かなりの児童が救われたニュースも、この3月の終わりでした。中学卒業後の子どもの様子は具体的な数字としては出ていないのです。

親子で不登校経験を持つケースもあります。虐待も含め、いろいろなところで連鎖があります。

不登校からひきこもりの連鎖を止めるために、多くの関係機関と連携を取ることが必要です。

ある程度家の中にいると、外に出ることが苦手になり、怖くなり、精神的にまた苦しんでいきます。

何とか、こうした苦しみを少しでも減らし、一人一人が自分らしい道を見つけ、外の社会に出られるように、今は私たちが出来ることを進めていくしか方法はないのですが、苦しむ生徒に情報が届くといいのに、今Yahooの特集のテレビを観ていて、誰でも見られるようになった情報の効果に期待しています。ただ一度の人生を、自分らしく生きてほしいと思います。