10日間の連休が終わりました。ひとつの電話がなりました。今の学校に行けなくなったとのことです。もう4月から苦しんでいたとのこと、そしてこの連休が済み、今日から学校となったけど、もう学校には行けなくなったと話します。

 毎年、5月のゴールデンウイークの後は、このように学校に行けなくなったという子ども達が多くいます。ましてや今年は令和の改元となって、毎年より長い連休です。

 学校側の意見と、子どもサイドの意見は違います。

子どもはみんな違っていて当たり前なのに、まだまだ日本の教育の在り方は、責任や原因をどこかに持っていくと、解決するように思う面があるのかも知れません。「子どもが悪い」「親が悪い」

「先生が悪い」・・・もしかして何も誰も悪くないとしたら、「悪いものは何もない」

 でも、学校に行けない子どもはまだまだ増えるのです。

「何も悪いものはないけど、学校に行けない」

子ども達はよく私に言いました。

「何が原因と言われても、原因なんかわからない。ただ朝になると学校に行けない自分がいる」

 人間ですもの。科学では解決できないことなんかいっぱいあります。ITの時代になります。

AIの時代になります。ますます人間の心が見えない面が出てきます。

それでも、苦しい気持ちでこの連休の後を迎える子ども達がいます。

居場所は必ずどこかにあります。その居場所で息が出来るようになったら、本来の自分の進む

道に向かって歩いてほしい。