高校3年生の大学進学先が決まり始めました。小さな居場所から、次の世界に出発します。この11月は、中学校でも、同じように次の高校進学の話が進んでいます。

 コロナ禍で、学校に行けなくなったケースが実に多くなっています。家にいることが安心と言うこともあります。経済的な問題もあります。

 不登校で家にいることは辛いです。朝起きても学校に行く訳ではありませんから、昼夜逆転の世界になっています。怠けているのではありません。誰も起きていない世界が静かで落ち着くのです。二階に生活している生徒は、階下に降りることも気を使います。夜でも、昼間でも家人に気を使います。子どもではなく、大人も一緒です。

 また電車を使った事件が起きました。小田急事件を参考にしたと言ってます。この事件を起こすために買ったと言う勝負服は、ジョーカーのスーツだったようです。

 おとなしい男の子で、休み時間はほとんど教室にいて、絵を描いていた少年と新聞にありました。高校卒業そして専門学校も出て、社会に出て、今度は高い壁の中に入る青年です。若者が生きる希望や夢を持てる社会をどう周りの大人が寄り添えるのか、課題を感じます。