今日、そのテレビを観ることができなかったと言いましたら、今はスマホで簡単に観ることができるのですね。スタッフさんがスマホで見せてくれました。私はガラ系携帯ですので、そこまでの機能はありません。時代は確実に変化しています。追いついていけないものを感じますね。

 今日は、1年生の国語総合の授業をしていました。すると携帯が鳴ります。いつもなら、スタッフさんに渡しておくのですが、今日は学年登校日の説明からの引き続きの授業でしたので、携帯が横に。電話登録のない番号。このごろは緊急の相談もありますので、生徒に指示をして、電話に出ました。すると、この10月から田原駅から運行しているぐるりんバスの運転手さんと言われました。

 「今、この学園のバス停に停まっています。さきほど、この学園に降りて行った生徒さんのものかも知れない、バッグが一番後ろの席に落ちていたので、生徒さんのものかも知れないと思って」と電話したとのこと。見ると確かにバス停に停まっています。急ぎ生徒に聞きます。3人座っていたけど、みんなバッグはあると言います。バスの運転手さんに、手を振りながら、生徒ではないと伝えます。すると30分後、またバスの会社から電話です。「だれだれさんはいますか?今会社で調べましたら、学生証が入っています。今から学園に届けます」と言って、持ってきてくれました。

 財布とバッグの違い。生徒は、「だってバッグと言ったもの、財布だと言われたら、調べたのに」と言います。確かに授業中、私も授業中なのに出た電話。授業中だと普通は出ない電話。偶然でしたが、財布は無事バスの運転手さんから、生徒の元に。財布を持ってきてくださった会社の方に、生徒もお礼を言います。すると、運転手さんは、「いつも利用してくださってありがとうございます」と言われます。

 外では、もうレポートも済み、ゆっくり卒業テストに向けている余裕のある3年生。大学の合格も決まった生徒。小学生から頼まれ、鬼ごっこが始まっています。

 この寒い中を、子ども達と高校生の声が聞こえます。発達障害は病気ではないと医師が言います。学園に通う子どもを見ると、病気ではないけど、学んで理解してほしいものはあります。4か国語を話し、大学卒業資格を得た8歳の外国の子どものニュース。目の前の子どもと歳は同じ。なんとか方法はあると意識を強く持ちました。明日は読売新聞に学園の記事が掲載されるそうです。海と森と仲間作りの学園です。