誰でも、いろいろなことがあります。

過去には警察が呼ばれたこともあります。家庭内暴力もありました。多くの人を巻き込んだこともありました。でも、10年前と、今は違うのだと感じた日でした。

 確かに、家族だけでは難しいケースも多いです。でも、必ず道はあります。全国に100万以上のひきこもりと呼ばれる青年たち。年を取り、30代、40代、50代となっています。

ひきこもり歴、3年、5年、10年とさまざまです。まったく働いていないわけでもない人もいます。一生懸命働いて会社の中で、対人関係で苦しみ、家に入ってしまった人もいます。

「社会が怖い」 そして、働いていない自分を責める「家族が怖い」それでも、会社に行こうとすると、あの不登校だった時の自分にもどると言う人もいます。

 社会への怒りも出てきます。社会への怒りを収める方法が、家族に向けての暴力になる場合もあります。それでも、中には家族問題が複雑になるケースもあります。

一人ひとり青年と向き合っています。行政も入ります。警察も入ります。でも、本人たちと話すと、ひとりひとり頑張っていきていることが分かります。

 時には、家族だけでは解決できないときは、第3者が入るといいですが。

自分の生き辛さを理解してほしいと言います。さびしいと言います。

言葉の誤解もあります。時には言葉が強くて、相手を苦しめてしまうことがあるのに、そこには気づけない現実があります。ひとつ、またひとつと少しずつ絡んだ糸を少しまっすぐにします。

でも「10年前とは違う、成長する面があること」

裏切られることもあります。また話します。どれが普通で、どれが当たり前かわからないですね。何が正しくて。何が間違っているのか、人が生きるのは難しいです。でも、いつか、殺したかった家族に「ありがとう」の言葉が出るのに、時間がかかりますが、必ず来ることもあります。

 話し合うことをあきらめないでください。