ゆずりは学園に通っている生徒の中でも、もう新聞を購読していない家庭が多くなりました。

確かに、スマホで緊急のことは読むことが出来ます。また自分に興味のないことは、自分からわざわざ読むこともありません。だから学園登校の時は、この5月に日本がF35戦闘機を147機買うことをアメリカと契約したことを話しました。1機 116億円です。それを147機買うのです。

 日本には、車の運転はもうふつうの状態になっています。しかし、戦闘機を、それも日本が平和であることを求めている日本が、戦闘機を買い、その戦闘機を乗りこなせる傭員を今から養成していくのでしょうか。1機、116億円、それだけあれば保育所4000人分です。特別養護老人ホーム9000人分です。それの147倍のお金が戦闘機になります。

10月から保育所・幼稚園無償化が始まります。でも中には自分から申請しないと受けられないところもあります。この学園に通う子ども・生徒の中には、12年間をこの学園で過ごす可能性があります。6歳の子どもが、15歳、18歳まで、もしかしたらこの学園で過ごすことになる子がいます。

 ゆずりは学園は、一時預かりではない居場所です。新聞掲載を見て、寄付型自販機を設置してくれる会社から連絡が入りました。一時預かりではないからこそ、政治も経済も保育も性教育も高校卒業単位取得も芸術も体験学習もしなければなりません。寄付に感謝です。

多くの事実の情報を生徒たちに伝えていかなければなりません。人の意見を聞かない生徒も中にはいます。興味がないものと言います。でも知っていてほしいことはたくさんあります。

 生徒たちには多くの情報を伝えています。字を読むことが苦手な生徒、書くことが苦手な生徒もいます。丁寧にいろいろなものを教えて、伝えていくことが大切だと考えています。

8月には、日本はアメリカから追加トウモロコシを600億円買う約束をテレビでも流していました。民間が買うのだと。でも民間の購入予定はゼロです。若い人たち、日本を見ていて下さい