貝模様 一行詩のささやき 〜 地球風景が聞こえる

・筆が動いたゆっくり動いた 丸い筆が四角を書いた

・パレットが朝を待ち切れずに色模様

・朝もやにゴイサギ一声残して湖を起こす

・修正することのない桜色の大自然

・下書きを持たない 今日の春

・春の潮をポケットに入れる 貝模様

・消しゴムを忘れて旅に出る

・砂浜の石に書いたメモリーを裏返す