約束の時間より、早く市役所に着きました。
すると、入室を促され、大きな部屋に案内されました。
毎年学園の8割近くの生徒、子どもが豊橋市に住んでいます。
コロナ禍で、ますます不登校の生徒さんが増えました。
これも、大きな問題です。
不登校になると、家族はその支援に仕事ができなくなるケースも多いです。
働くことが出来なくなると、家にいる子どもを責めます。
責められた子どもは、自分を責めます。
今日の市長室には、教育委員会からの先生方も参加されていました。小学校で、中学校で不登校がとにかく減ることが、ひきこもりの青年を作らないことになります。現場の先生方の協力が必要です。
「教室にはたくさんの生徒がいて、なかなか難しいです」
すると、市長さんが
「教室の中で、不登校気味の子どもも一緒に見ていくことは可能ですか」と言われました。
私は「可能です」と答えました。
みんな一緒に、少しずつ前に進みます。
その子を排除するのではなく、その子をみんなで守ることで、クラスが育ちます。
よく、真剣に聞いてくださいました。
帰りは、部屋の外まで、見送ってくださいました。
子どもたちのことを真剣に考えてくださる市長さんに感謝です。