長野県での、裕福な家庭で起こってしまった、子どもによる親殺し。
美人で、秀才で、でも高校を中退。就職もうまく出来ず、お金を親にせびる娘。
母親を殴り、灯油をかけ、焼死させてしまいました。
子どもによる親殺し、反対に親が子どもを殺す事件は、もう数えきれないほど
起きています。
一つには、家庭内での出来事は、他人にはわからないことも問題です。
学園の子ども達は、まだ「助けて」「母さんが嫌い」「父さんが憎い」「家にいる
のが嫌だ」などと、助けを求めてきます。
家族が一緒にいると、一発触発の危険性も感じたことがあります。
私は、まず子どもの意見、考えを聞きます。そして、次に保護者の方と話します。
とにかく、聞きます。そして、悩んだ末に、解決が難しい時は、今回のケースのように
離れて暮らすことも提言します。でも、すべての家族が、離れて暮らすことは出来ません。
しばらく、離れてみることもします。すると、また元の家族に戻るケースもあります。
家族間の問題であるが故に、難しいです。
第三者の介入は、とても大切です。その第三者が殺されるという事件も過去にありました。
家族だからこそ、難しいです。でも他人の介入は必要です。
子ども達は、自分の気持ちを聞いて欲しいと思っています。
親を選ぶことは出来ません。生まれて、すぐ殺される子どももいます。
戦争でもないのに、自分勝手で子どもを殺したり、性の対象にする親もいます。
その時点で、もう親ではないのですが。
子どもを4人、5人と生んで、自分では育てられない母もいます。
コロナ禍で、こうした家族間の殺人事件は、まだまだ起きる気がします。
世間体を気にするのではなく、他人に相談して下さい。