福島の原発事故は、自然の脅威と人間が作った機械への過信がありました。そこには、大きな反省とその事故の収束に向けて、途方もない時間と配慮が必要です。そこには人間として当然持つべき心があるべきです。4年目に入る福島支援をしていますが、今回の石原環境相の発言は、彼の人間性が表に出たのだと私は思いました。自分の家にもどれない人々がいるのです。今回のパパさんの福島、宮城訪問では、「死ぬ場所、死ぬ家がない」と言う現地での人々の声がありました。その苦しみがまだまだ解決の方向にもいっていないのに、戦争を巻き込む今回の集団的自衛権、そして中間貯蔵施設問題、どれも政治家のあまりにも人間性のないことが、この日本の行く方向を翻弄されるこの頃です。

 知識ある、配慮のある人間を育てなければなりません。沖縄、長崎、広島、福島と日本をどういう方向に舵を取るのか、本当に誠意ある人を政治家にしなければ、子どもたちを守ることが出来ません。

少子化問題が、学校の統廃合になっています。私の勤めていた学校もその対象になっています。そのうえに戦争の危険性で、子どもたちの戦争参加が促される危険性があるのです。この会期中に本当に何を決めたがるのか分かりません。この国に未来はあるのかと思います。「最後は金目」の発言など、本当に情けない政治家がこの国を支配しているのですね。憂国です。