現代人 〜 一行詩のささやき

・扇風機が季節を忘れるために回る

・雨の間に虫の行進曲

・木の葉に乗せた時間が舞いおりる

・風の音に似合う色を夕暮れに捜す

・まだ走り続ける月と 休息する星たち

・誇らしげに走り去って行く入道雲

・渋いゴールドの夕暮れに乾杯の合図を贈る

・情報量のゴミの山に追われる現代人