ゆずりは学園の森は、もうすっかり春です。ウグイスが鳴き、教室の窓からアケビの花が見えます。第1回入学式は、転校生の3年生。今年はこのようなコロナウイルスの影響か、2年生の転校生はひとりもいませんでした。このようなことは、初めてです。公立高校の生徒達が全員、進級出来たのは、嬉しいことです。理由はわかりませんが、とにかく20年近く通信制高校のサポートをしていて、初めてのことです。

 青年のカウンセリングをします。解決の方向に向かせたいですが、頑固でこだわりが強いから、難航するかもしれません。
でも、止まない雨はないと、いつも雨でも撮影の合間の瞬間を待って、撮影に取り組んでみえた大林宣彦監督の言葉が、こんな不安を和らげてくれます。たまたま長野県の温泉に宿泊した時、「 この部屋は昨日大林宣彦監督が宿泊された部屋です  」と言われたことを思い出しました。
 止まない雨もないし、不安で先が見えないトンネルも、上から見ると出口がある。頑張って今を生きていき、早く生徒達子どもたちをゆずりは学園に迎えたいと思います。