都議会での発言もこのまま、うやむやになりましたし、そのようないいかげんな人々が、自分の本音も言えず、あるいは何が正しいのか、何が悪いのかも分からず、ただ組織の中にいて、自分の意見を言えば、組織から追い出されるのを怖がりといった人間が出来ていない人々が、今日本を戦争に向かわせているような気がしてなりません。今日の新聞のアンケートでは、集団的自衛権行使容認に賛成の議員、37人に比べ、同じ自民党の議員の中に、保留、無回答が33人です。こんな状態で議論は尽くしたと言います。何がこんなに早くあいまいなままで、政治が大きく変換していこうとするのでしょうか。警察の中でも上司に「こんな小学生のような文書、作文しか書けないのか」と毎日言われ続けた50代の警部が自殺した福島での事件、いじめは学校現場のみならず、こんな警察の中にまであるのです。本音を言った石原環境相もこのまま謝っただけで、平気な様子です。本音を言って、人を傷つけて、ごめんなさいと言っても心から改心なんかしていません。部下を自殺まで追い込んだ県警捜査二課の課長も降格のみです。

二人を自殺させて「ごめんなさい」と言っているだけです。これが今の日本がほころびの始まっている状態のように思います。「知識」ある大人が、どう子どもたちを守ったらいいのか、あまりにも破たんが早すぎて手のうちどころが間に合いません。