成人式を開催するのは、ひとつの事件があったからです。
「成人式くらい出ろよ」と言う言葉で、命を断った卒業生。
働かない、また上の学校にも行かない。
ただ家に居ることを家族から責められた結果でした。
その後から、毎年ゆずりは学園での成人式を始めました。
どんなことも出来ることと出来ないことがあります。
成人式はゆずりは学園でも出来ることでした。
その事件が起きる前に、つかめなかった後悔は今もあります。
コロナ過で不登校になった子ども達が多くいます。
中学の進路が、入れる学校に勧める傾向もあります。
愛知県では私立高校や公立高校の授業料は無料です。
他県から来た人たちは驚きます。
その無料化もまた一つの問題にもなっています。
コロナ過で経済的に苦しい家族に
少子化で定員割れの高校に入学を勧めるケースもわかります。
学校という世界が
子ども達にとってどういう世界であるべきか。
1月から入学関係の書類が動き始めます。
ゆずりは学園が子ども達にとって、
本当に成長でき、心から安心して過ごせる居場所になるのか?
また深く慎重に進めていく年が始まりました。