散歩道 〜 一行詩のささやき

・心の散歩道にも雨が立ち寄る

・星の間を七夕の雲が急ぎ去り創作劇の開幕

・浜辺の子守唄が舟底に忘れられていた

・裏返した時間も 表と同じ速さに近づく世紀末

・潮風が溢れ出る景色を ひとり拾い集める

・地球からもらう水の価値と比較する物質

・昼寝は牧場の木陰の香りから始まる

・海岸線を走って明日の風を探す

・道草の時間が黄金に輝く少し前の自分