雨の長崎での教皇の祈り、今まで多くの人々が祈られたと思いますが、今回あの雨の中を静かに祈られたお姿を見て、深い感動を覚えました。原爆が落とされた日本で、日本人以上に深い悲しみと亡くなった多くの命に対しての、教皇フランシスコの言葉と祈りと、そして帰国の飛行機の中でも、「原発は安全ではない」との意見を述べられています。今日は、宮城の原発が安全だと判断がなされました。核エネルギーに安全の保障はありません。子ども達の未来に、核の恐怖を残していけないのです。戦争をしない国に戦闘機はいらないのです。その戦闘機1機を買わずに、子ども達の教育に、福祉に、働いてもお金がもらえない研修医の先生方にともっともっと多くの使い道があります。この日本が向かっている姿はどうにも、理不尽な世界ばかりです。

 読売新聞社から、社会貢献への大賞をいただきました。

フリースクールをこの田原市で設立してはいけないと言われて、約20年。やっと少しの形を残せることが認められた今回の賞でした。その報告に田原市長さんのところを、表敬訪問して、報告をしました。初めて入る市長室、新聞記者、テレビ関係と、多くの人々の中で、報告させていただきました。子ども達はいじめで苦しんでいます。また先生の自殺も昨日あったとのこと。大切な命です。学校現場でのこうした悲しさを早くなくさなければなりません。

 自殺未遂を繰り返す青年についても、市役所の中の担当の方と話しました。

青年たちは、どの言葉が地雷になるか、予測不可能の時もあります。でも多くの方が理解、情報を共有していてくれると、子ども達青年は、心が軽くなります。一人ではないと思ってくれます。周りはすべて敵ではないと分かってくれます。死にたいと電話がかかってきました。

 「ママさんは、あなたの笑顔が好きだよ」と伝えました。「死んではいけない」と言いました。

「はい」と返事が返ってきました。