ゆずりは学園では、人命救助のAED学習を毎年行っています。機械が違えば、少し方法も変わりますが、やって慣れることは大切です。5人の消防士の方が来てくださって、ビデオ、そして実際に人命救助の練習です。卒業生の一人は、豊橋駅で実際に一人の人を助けることが出来ました。

 その後は、海岸清掃の「海ゼロ」80万人活動に、ゆずりは学園も参加しました。社会貢献ができる人になってほしいと思います。奈良の鹿にまで、ビニール袋が原因の死亡が出てきています。マイクロプラスチックは、ブーメランのように、私達人間に戻って来ます。マレーシアのゴミボイコットも、当然のことだと私は思います。豊かな国が貧しい国に更なる負の要素をもたらせてはいけません。

 新聞の欄に、「息子を刺し殺した」と優秀だったキャリアの方のニュースが載っていました。今、この日本では、家にいて働かない青年が100万人もの数でいます。川崎の事件でも、80代の叔父叔母は何回も相談に行っています。家にいる時間が長ければ長いほど、本人に会うにも1年も2年もかかります。そうなる前に、私たちは小学校から中学校への不登校には、真剣に向かわなければいけないのです。高校になって、途中で辞めていってしまうケースもまだまだ多いです。

もともと不登校経験が多いのですから、急に高校になったからといって、うまくいくケースもあれば、そうではないケースもあります。

 この不登校からひきこもりの連鎖を止めないと、今回のような残酷な悲しい事件はこれからも起こる可能性が高いと心配しています。子どもや家族に話が出来る関係の人がいたら、こうは悲しい事件にまでは発展しないのです。どんな小さなところからでも、何とか家にいる青年と家族に支援の手を出し、悲しい8050の加害者も被害者も増やしてはいけないと思います。