卒業式の近くになると、毎年学園の宿泊施設アパートの一部屋が、私の仕事部屋になります。

 夜は12時でも仕事が出来ますし、朝は海風や波の音を聞きながら、すぐ仕事にかかれるのも、便利です。今日は、2001年から発行してきた学園の機関紙 「ゆずりはの森から」の最終号  200号の校正を終えて、印刷業者にメールしました。
今回の第15回卒業式の記事が最後の号となります。約20年間の機関紙に幕が下りることになります。
窓から、穏やかな三河湾の海岸が見えます。波も静かです。明るい陽射しです。
2012年にゆずりは学園に宿泊し、原発で開催出来なかった福島の子ども達の卒業式のお礼に、福島の当時の教育長佐藤先生からいただいた桜とレンギョウの花が1輪また1輪と咲き始めました。
 早期退職して、子ども達の居場所を作って走り続けてきたこの年月。
 土地探しから、校舎建築、守れなかった生徒、その生徒の居場所の「潮風の電話」も窓から見えます。
 「不登校 学びに寄り添う  海と森の小さなもうひとつの学校」(仮題)出版は、この20年間のブログをまとめた本になります。子育てにマニュアルはありません。
1人の子ども達と向き合ったママさんの実践です。高校卒業に6年かかった母と子の卒業式が纏めの機関紙となりました。