今日も新聞に「志摩・中3自殺  不登校 いじめが原因」の記事が掲載されていました。岐阜の中3転落死もいじめ学校側認めるの記事も7月の記事に出ていました。この二人の中学生が自殺した日にちが同じ7月3日だったというのも気になります。三重県と岐阜県。同じ中学3年。いじめが原因。子ども達の未来は、この日本の未来です。子どものことを一番考える部署は文科省です。

 今の政治に私は危惧を抱いています。文科省、教育委員会、そして学校の現場。上からの指示にいつもピリピリしている学校の現場。すると生徒にそのしわ寄せが行き、生徒が振り回される。

 小学校に英語教育が導入され、保護者が英語塾に走り回っています。ゆとり教育が導入され、長く経つと、ゆとり教育の欠陥点と非難され、またまた少しずつひきしめ教育になり、その度に学校現場は揺れ動き、生徒・こどもを見る教師の時間に影響を及ぼし、こうしたいじめが教師の共有になっていない事実が、ひとりまた一人と生徒の自殺を防げなくなっています。

 不登校は家族にとっても大きな影を落とします。毎日、母親は学校に休む連絡の電話を入れます。無理してでも学校に連れて来いと言われます。泣く子どもを車に乗せます。車からは降りません。すると、車から降りなくても校門の中に入って来いと言われます。すると「出席」になり、学校は教育委員会に「不登校」の人数として報告する必要はなくなります。

 このようなケースは、もうかなり前から、そして今もどこかで同じことが行われています。

不登校の数は6年連続で増えているのです。

 この子ども達を守るべき文部科学相に、加計問題の萩生田氏がなりました。この人事はこの日本の教育の低迷にさらに拍車をかけることになると思います。カジノ法案もたぶん沢山の家族の破たんになります。西村氏の起用も問題です。また停電とおなじ「想定内」の日々が始まります。