今日、警察官と話しました。

「飲み込む心配のない物を」と言う返事でした。

 

家族の面会も終わったそうです。

一日に一組という制約があるそうです。

 

20年前、荒れた中学時代、生徒たちが警察に連れていかれました。

校舎はどこも荒れた様子もありません。

ガラスも割れていません。

誰もけがをしていません。

ただ、4人の警察官が「見せしめのために警察へ連れて行ってくれ」と言った校長の

言葉を教えてくれた、あのショックの日から、20年が経ちました。

 

通信制高校を始めてからも、警察からの電話は時にあります。

「○○警察です」と言う言葉、数字の0110からの電話。

中には、学生証の落とし物などの連絡。

 

鑑別所への訪問もあります。少年院への訪問もあります。

塀の外に出たいという彼らの涙・・「待っているから」という私の言葉に

「二度としない」と泣く子ども達。

レポートを真剣にしていた子ども達。バイクに乗りたかったという子ども達。

走ると楽しいと言う子ども達。

 

でも、今回は大人です。成人です。

差し入れに、見知らぬ人からお金がゆずりは学園に振り込まれました。

塀の中でも、お金は必要ですからとメッセージがありました。

塀の中の彼の、心の底にある本当の気持ちに届いてほしい。