この頃、テレビで吉本興業が話題になっています。謝罪会見もやっていました。そのテレビを観ていた時、ふと昨年のことが思い出されました。

ちょうど、ゆずりは学園が大阪ユニバーサルに修学旅行を計画し、たまには吉本のお笑いを劇場に観に行こうということになり、予約を取り、さあ旅行へと言う時に、あの大阪の地震が起きました。ホテルの方も、やや窓が割れたり、混乱していました。何より6日後の旅行に、保護者の方々からも「旅行はあるのか、安全か」「怖いから旅行は辞めたい」「心配だ」の電話が殺到。

 大きな揺れはその後も続くとか、いろいろな情報が入り、とうとう修学旅行をキャンセルすることにし、ホテル、新幹線などいろいろな方面に手続きを取ることになりました。

 その中で、ホテルも「分かりました。こんな状態ですので、ご迷惑をおかけしてすみません」とホテル側の方が謝ってくれた各関係者の中で、ただひとつ吉本興業のお笑いの劇場だけが、

「地震なんて、当社には関係ありません。キャンセルですか。当社ではそんな規約はありません。代金は全額もどすことはできません。」観に来ないのは、そちらの勝手だと言うのです。観に行きたくても、地震のような事態になったのです。女性の30代くらいの受付嬢でしたが、情けもない、こちらの気持ちも考えない、実に不愉快な思いになり、振込みしたお金はもちろんもどりませんが、生徒たちにはもちろん、全額返金。しかし、吉本には全額支払い。後味の悪い印象の電話応対でした。今回の会見を見て、やはり会社の体質が気になりました。