5月3日ゆずりは学園から5人の青年がフィリピンに向けて出発します。
ダバオ医科大学でアシスタント体験をしたり、電気、水道、ガスのない村で
自炊生活をしながら、少数民族アタ族との交流をしてきます。
日本は生き辛いと言う子ども達は多いです。フィリピンのスモーキーマウンテンでゴミの中で生きる500人以上の保育園児童に出会った時に、子ども達の変化を目の当たりにしてから、今回の構想を考えてきました。環境が変わると、実に大きな成長が見られたからです。
毎年、不登校の生徒が増えつつあるこの頃です。不登校から引きこもりの連鎖を断ち切りたいとこの学園を立ち上げてからずっと思っています。一人一人にそれぞれの道を見つけて、本来の自分を見つけ、一歩前に出る支援を続けています。
好きで家に立てこもるのではありません。他に方法がないから、家に居場所を見つけている子供たちも多くいます。家に居場所がない子供たちは友達を頼り、友達の家に居場所を求める子どももいます。時には反社会的行動に繋がることもあります。こだわりを多く持ち、コミュニケーションの苦手さを持つ子供たちにとっては、一度日本から出ることも一つの方法だと思います。38日間の異国での、もう一度自分探しの出発です。今のままでいい、ありのままでいい、自分で自分を信じる38日間になって欲しいと思います。