「働くって、こんな我慢しなければいけないの?」という電話が、卒業生からかかりました。聞いてみると上司から、いろいろな言葉や行動が、入社してすぐに始まっていました。すぐに会社に相談しましたが、なかなか返事はありません。今日も中日新聞には、「職員自殺 パワハラ原因か」「同僚にセクハラ嘱託職員を処分」とあります。

 「いかがわしい内容のメール」「体を触ったりしていた内容」で停職3か月などの処分。後にその嘱託職員は依願退職。その上司は、戒告の懲戒処分とありました。記事の中で「多少の行為は許されると思った」「合意の上だと思った」などと、岐阜市のヒアリングに答えた職員の言葉に、今回の卒業生の言葉が重なります。

 愛知県の労働基準局に行ってきました。厚生労働省から発行されている「男女雇用機会均等法」について、丁寧に説明してくださいました。

 高校卒業の資格を取得することだけを、頑張ってきたのですが、卒業した後の、生徒の会社でのトラブルにも、心を配る必要性を強く感じた日でした。

「ゆずりは学園は、いったい何をしたいの?」と相手側の会社の人が保護者の方に言ったそうです。「私たちは生徒を守りたいだけです」と思っています。せっかく希望を持って、会社に入り、働くことを始めたばかりです。4月からの上司からのメールには、「もう無理」と思わせる内容ばかりです。生徒をしっかり支えていきたいと思います。