第1回は自宅から始めました。元気な不登校の生徒もいました。静かな不登校の生徒もいました。どの子にとっても居場所は必要でした。会の参加者は講演を伴う時などは多く、80人を超えました。少ない時は一人という時もあります。台風の時、海外修学旅行などは休みで、何とか毎月第2金曜日を続けてそれでも12年間続いていることになるわけです。

 今日の話の中で、「今日の教師」「過去の古き時代の教師」について話がいきました。すると参加のお母さんたち、一斉に「昔の先生方の方がいい」と言われます。1対1で対応して下さったと言います。また電話で苦しめられることはなかったと言います。

 「通知表がパソコンで作られている」ことももう9年くらい前からかなと言います。手書きの通知表ではないから、何枚でも作れます。「通知表に原本がない」時代になったのですね。先回の事件のように、「通知表を他人と間違われた」のも、不思議ではない時代です。何枚も出せるし、貼り付け文なら、誰と誰は同じ文章ということもありうるのです。顔の見えない通知表です。

 教育現場の課題も、「うちには不登校は一人もいません」という学校ほど、病欠の人数はかなり多い。

二桁の病欠なんてなかなかありえません。隠すのはいけません。「おまえなんか行く学校はない」という担任の先生はやはり「ノーベル平和賞」のかけらもない教育者とも呼べない先生です。ただ先に生まれた人です。ゆずりはの会はいつも新鮮な話題で話し合われます。