不登校「大丈夫と見守って」と言う不登校シンポジウムです。不登校新聞編集者、不登校親の会、スクールカウンセラーといった人たちと共に、パパさんが参加しました。

 当初、パンフレットを80部用意してほしいとの連絡でしたが、実際は140人の参加となり、当日のことで、席も足らず、立見席となった会場だったようです。それだけ、今不登校、ひきこもりの家族を持っていらっしゃるということ、苦しんでみえる方々が多いと思います。

名古屋市がこの5年間で、相談を受けた件数は64000件、その中で4割が不登校の相談だったと新聞に書いてあります。不登校予備群の数をいれると440000人。ひきこもりの問題も100万人。家族を入れると、400万人近くもの人々がこの問題に直面しています。

 8050問題もひきこもりの青年たちの問題も大きな社会現象です。いじめがなくなれば、こんなにも多くの子ども達、青年が家族が苦しまなかったと思います。

 遠くの県から手紙が来ました。「入院させてしまったが、これでよかったのか。薬を飲む前と後では違う姿に」とあります。またその県では、発達障害に詳しい人がいないとも書いてありました。

 私達が始めた頃も、当初は「不登校」が精神科の医師の診断名でしたから。

法律が出来て、やっと診断名が「アスペルガー症候群」になり、「発達障害」になり、それでもまだまだ理解されていないのです。診断されると、やっと安心したという家族が多いです。

 もう18年間、フリースクールをしています。多くの支援者は、家族の不登校でフリースクールを起ち上げました。今回のシンポジウムで、ゆずりは学園だけが、不登校の当事者ではなかった分、子ども達の理解に時間がかかったように思います。

今からできることは何か、これからも子ども達に寄り添っていきたいと思います。