高校の体育のスクーリングで、今回はスケートをしました。

 

過去には、登山もしました。長野県独狐山1266メートルの山です。

切り立った峰が連続する山頂部を持つ塩田平を代表する山です。

約60名以上の生徒を連れての体育スクーリングです。打ち合わせに文書も電話会議もしました。

トレッキングガイドを6人頼みました。ゆずりは学園のスタッフは4人。当然生徒たちは携帯電話を

ホテルに置いていきます。生徒たちの中には元気な子もいます。それも話してあります。

800メートルくらいで、登山は当然苦しいですから、インストラクターの無線機をうまく使い

登山からの途中脱出をした生徒4人。初めての山、夜までに探さないと大変なことになります。

登山を続けるグループにインストラクターを残す時、本物の専門的なインストラクターを選ばなければ

ならなくなりました。ガイド経験と同時に人間をどう対応できるかが大切です。2人のガイドとスタッフが

登山続行。ガイド4人が脱出生徒を探しに下山。ガイド4人は、若い補助員さんでした。

 生徒は無事に、ガイドさんの世話になることもなく、ホテルに到着。私からの説教を受け、ホテル中の

掃除活動になりました。「山の方が楽しかった」とぼやいていましたが、他人に迷惑をかけてはいけません。

登山を完結した生徒の顔と脱出した生徒の顔は、本当に大きな差がありました。

 

感動は、強制ではありません。体験も得るものは自分でしかできないのです。

 

どの世界でも、どの業種でも、人間が指導し、人間が向かい合います。

今回の体育スクーリングでのスケート。

40名もの参加です。リンクも貸し切りです。インストラクターも二人頼みました。

指導員という名前、インストラクターという名前、当然多くを期待していました。

でも、一人の方の行動が気になり、見ているだけじゃなく、指導してほしいと言おうとしたら、

「私、滑れないのです」の言葉。

 

資格を持っていてもいなくても、人間対応はそこに入っていない「資格」です。

なんでもできる人は多くいません。人間対応資格という養成所があるといいですが。