ルルルケル 一行詩

・作手村の残雪に鳥の足跡を追う 我が足跡

・港の漁火が 静かに静かに冬の終わりを告げる

・岩海苔が太平洋の荒波に打たれ 緑の春を歌い続ける

・季節を超えられない種が 眠り始めた

・梅林に猿30匹群がる川売村の春に 人50匹

・ルルルケルケルの声が 山里の池にもぐる

・ちょっと寒く ちらっとそこで 君の待つ春