久しぶりに遠くに出かけました。
悲しい出来事でしたが、人間だからいつかはこんな日も来ます。
新幹線での旅は、コロナ過で、本当に久しぶりです。
足を悪くして、遠出は避けていましたが。
新大阪駅に着き、御堂筋線に乗り換え・・・・
それがまた何と遠いこと。
やっと駅に着き、また近鉄に乗り換え・・・
足が、一歩もつらくなる状態ですので、かといって車いすに世話になるのも、いやですし、とにかく案内図を見て、でもさてその線のどちら方面に行けばいいのか、事前調べもきっとスマホを使いこなせば、簡単でしょうが、それも出来ず・・・
やっと近くの駅に着き、でも迎えに来た人も、大阪は不慣れということで、またまた車まで回り道です。
このフリースクールを設立してから、ずっと支援してくださった人が、今はもうすでに、白い棺の中にいます。
和子さん、がんばってと言ってくださった人が、もう何も言ってくれません。12年もの闘病でしたから、お会いしたころからはかなりお顔も変わっていました。
大阪の葬儀場は、本当に広いです。30ほどの番号の部屋があります。そして、私たちの番号は20番。次から次へと白い棺が届き、小さな高温の中にと引き込まれて行きます。そして、またもうすでに人間の形には見えない白い骨が、二つほど横に現れたかと思うと、また新しい白い棺と黒い服の集団が・・・
「大阪府の半分は、この葬儀場に来る」と話してくれました。
コロナ過です。でもこうしてお葬儀が出来たことだけでも、幸せだと思いました。
遺族の方たちともゆっくりお話しが出来ました。
別れは突然に来ます。いつかはこうした別れが来ます。
生徒の一人が、「ママが死んだら、私たちどうなるの?」と言った言葉が頭の中をよぎります。
私が死んでも、この学園だけは子ども達のために残さねばなりません。