表側から見ても、全然分かりません。

でも、髪を持ち上げると分かります。今日、学校に行っても帰されるよと言っています。

 

スカート丈を定規で計る学校。

子ども達はみんな体育館に並ばされ、一斉に前から計ってくる教師。

 

体育館から出ると、一斉に元の長さに戻す子ども達。

 

髪色は黒。

髪の長さは、耳にかかってはダメ。

 

バリカンを持ってくる教師。

鋏を持ってくる教師。

 

日本のこうした古い体制は、まだまだ変わりません。

 

一度、学校に遅刻すると、その翌日から、職員室に3日間あいさつに行かなければなりません。

肌着の色は白。

 

今日は、私のスクーリング。国語総合の授業。

福岡伸一さんの「ルリボシカミキリの青」の授業で、新入生と初めて授業しました。

「君が好きなものが、例えば鉄道だってそれは全然構わない。・・私はたまたま虫好きが高じて生物学者になったけど、

・・大切なのは、何か一つ好きなことがあること、そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの旅程が

驚くほど豊かで、一瞬たりとも飽きさせることがないということ。そしてそれは最後の最後まで励まし続ける。」

 

子ども達の内面に訴えかける授業は、髪型や髪色やスカート丈などは、本当に意味のない校則だと私は思います。

授業の後は、みんなでバスケット。温かな日差しの中、海の見えるバスケット場に13名の子ども達の歓声です。