アーモンド 〜 一行詩のスケッチ

・ユリの花四方に首を振り続ける

・夏の暑さを思い出したくなる 涼しい夏の気持ち

・雨の音符が里芋きゅうりの楽器で演奏する

・草の庭は 緑の彫刻村

・半光を楽しみ さし木の芽が肩を寄せ合う

・アーモンドの小さな実が枝にしがみつく 五月の雨

・ぽっ ぽっと 月見草の灯

・左に傾き 右に寄り添う 宵待草