家族関係は難しいといつも思います。本来ならばといった言葉も、合っているかどうか。「親は子どもがかわいいから」「親なら自分の命をかけても子どもを守る」といった言葉も、中には当てはまらない人がいます。自分の方がかわいいといった、いつまでも大人になれない人もいるのです。難しいですね。本来ならば結婚して、子どもを作ってはいけない人もいるのです。「なぜ子どもを産んだ!俺は子どもなんか欲しいと言ったことはない。お前が勝手に産んだんだ」と言う人もいます。

 家族を作るのは、なぜこうも難しいのでしょう。「孫は目の中に入れても、痛くない」といった言葉もあります。でも孫なんて話したことも抱いたこともないという人もいます。人によって実にさまざまなケースがあるのです。一般にはという表現も正しくないでしょうね。

 豊橋で虐待を疑わせる事件が起きました。事実は今から解明されるでしょうが、亡くなった命は、もどりません。大人が守るべきでした。周囲が守るべきでした。何もできない乳児です。赤ちゃんです。守ることの必要性をいつもこうした事件があるたびに思います。わが子を愛せない親もいるということを児童相談所などは、専門的に知っているのですから。