NPO法人 ゆずりは学園のブログ

昨日は65歳の誕生日でした。毎週木曜日は海岸清掃が朝の日課です。先の台風でまた砂浜には、ビニール袋、ペットボトル、流木などが流れ着いています。それを拾った後の朝の打ち合わせで、スタッフさんが「感謝と愛を込めて」のメッセージとともに、この花束をくださいました。52歳で公立学校の教師を早期退職、このフリースクール、ゆずりは学園を設立して12年目に入りました。失敗やら、後悔やら、試行錯誤の日々を送っています。どの子にも合った学校はなかなか難しいですが、一人の人間として、どうこの社会に出ていったらいいかを模索しています。フリースクールの駐車場に、一人の赤ちゃんを抱いた女性が来ました。ゆずりは学園の卒業生です。生まれて1カ月です。かわいい赤ちゃんを抱いたお母さんが目の前にいます。二日前も生まれたばかりの赤ちゃんを連れてきた子がいました。ゆずりは赤ちゃんはもう10人くらいになるのでしょうか。同じ学年で卒業、就職した子ももう二人のパパだよと教えてくれました。高校時代、中学時代、小学時代をここで過ごした子どもたちが、大学、専門学校、就職とそれぞれの進路に向かい、ここを卒業していきます。そして新しい家族を伴って、またここを訪問してくれます。

70歳まで、できるかな?やや心配です。過日もあま市の講演に出向いたのも、昨年の津島市の講演で講師依頼を受けたのが、きっかけでした。いつも「来年生きていれば」という言葉で、講演を受けます。

私が死ねば、先にあの世界に逝ってしまった大事な生徒が待っています。この世界で与えられた命があるまで、また頑張ります。もう一つの「ゆずりは横丁 コミュニティガーデン」でもう少しだけ、子どもたちを救いたいです。