深夜の乱闘から時間が経ちました。子ども達は生きるのを辛いと言います。支えます。時には子どもの家族とも話します。
本音が言えない子ども達がいます。「なぜ話してくれないのか」と親は言います。でも、本音が家族にも言えない子ども達が
います。今回の家出少年は私の学園の生徒ではありません。でもアルバイト先への面接など、会社にも何度も足を運び、
学園の生徒ではないため、その生徒の通う学校の先生とも話し合い、そいて生徒の家族とも、深夜の学園の校舎の中での
乱闘にもなってしまいましたが、生徒の進む方向に向けて動いてきた日々でした。
子どもですから、朝起きられないこともあります。電話して起こしてきました。一度起きてもまた寝てしまう日もありました。
また起こします。「行ってきます」というメールをもらうと、やっと安心します。遠隔操作ママでした。
しかし、突然のアルバイト先の会社から電話がありました。
「また3日間、連続で来ません」
「通帳がないとバイトできない」「印鑑がないとだめ」「パスポート提出」「保険証は日本人」「自転車がないとバイト先に行けない」
「食べるものがない」「布団がない」「食器がない」「親が怒ってくる」「学費が払えない」・・・・
いろいろ支援してきました。アパート探しから、住む準備など、学園の生徒ではないため、時間外の支援でもありました。
印鑑がないからだめと言う理由で、印鑑を買うまでに10日間。珍しい苗字ではないのですが。
会社からの電話も何度もありました。そのたびに支援してきましたが、先日「もうこれ以上・・」と最後通告の電話でした。
「無断で休んでいます。遅刻したから今から行くと言いましたが、3日間来ませんでした。もうこれ以上は・・」
「頑張る」と言う子ども達。でも頑張れない子ども達。夜遅くまでゲームしていた、友達と遊んでいた・・・
深夜の乱闘から長い日々が経ちました。
先ほど、家出少年たちにメールをしました。今から、どう支援したらいいのでしょうか。