まだ高校の1年生なら時間があります。2年生でもまだ時間があります。
でも高校3年生になると、時間はまったくありません。緊急性のケースで、動いていました。
前にも高校3年の卒業式の2日前に退学した生徒のケースを述べたことがあります。
たった2日、されど2日です。その生徒は乗っていけない自動車に、もちろん免許はあるのです。
でも高校在籍中は、乗ってはいけないのがルール、校則です。コンビニに防犯カメラまで提出させて、証拠になり退学です。テストもすべて終わっています。でもだめでした。
ゆずりは学園に編入、6か月在籍して、高校卒業の資格を取り、社会に出ていきました。
今回のケースもよく似ています。ただ今回のケースでは、前の高校の先生方がとてもよかった。
「何とかしたかったのですが、校則はやはり校則で、何ともなりません」との言葉に、この生徒が良い学校の先生方に見守られていたことが分かります。
退学の後をどうするか、悪いことは悪いです。決まりを守らなかったことは悪い。でもそのあとです。この一人の高校生をまた他の居場所である、もう「ひとつの学校」が引き取ります。
前の担任の先生からも「よろしくお願いいたします」の言葉でした。
アメリカのトランプ大統領を見る16歳のスウェーデンのグレタさん。その鋭いまなざしは、全世界の子ども達の目のような気がしました。
私達、大人がするべきことはたくさんあります。今、体調がやや悪くて、今日は病院に行ってました。できることが少しずつ制限されてきています。