イーロン・マスクの生い立ち 〜 発達障害という才能 岩波明 著
イーロン・マスクは子ども時代から、周囲とはまるで違っていた。
何よりも好奇心が旺盛だった。
目についたものは、片っ端からなんでも広い上げた。早熟で頭の良さははっきりしていたが、気になる点も見られた
母親によれば、ときどきぼーっとして、心ここにあらずといった状態になったのだという。
そういうときには、話しかけても遠くをぼんやりとみるような目つきで、何も受け付けなくなってしまう。
「周囲からは、息子がまるで別世界に行ってしまったかのように見えるんです。いまでもそういうところがありますけど」
はじめに
たとえば台湾には、天才オードリー・タンがいる。IT界の達人であったオードリーは デジタル担当大臣に就任、
その技術を駆使してコロナによる危機を最小限に抑えた。
南アフリカ生まれのイーロン・マスクは、着の身着のまま北米にわたり、今やテスラ社とスペースX社のCEOとして世界でトップクラスの資産家にまで昇りつめた。