無音の朝 〜 一行詩のささやき

・誰だって わかった顔で生きる冬もある

・夜の秒針の速さがテーブルのりんご🍎の赤を増す

・鉛色の空にこぼしきれない夕日が 地球に問いかける

・無音の朝に懐かしい音符を散りばめ音楽会を待つ

・冬の枝に春の朝を呼び寄せる 小さな点の集まり

・ストーブの暖かさを横目に 小鳥が笑い飛ぶ

・洗濯物が軒下で左右に踊る 雪の舞

・できるだけ自然な春への心に空気を震わせる

・誰もいない冷たい西の浜で自分以外の足跡を👣見つけ そっと息を吹きかける

・鳶が浜風にゆったりと飛び 春を落とす準備をする