コロナ禍で、毎年と違った状況が続いています。

通信制高校ですので、面接授業をしなければなりません。毎年は生徒40名ほどが入る教室で、国語、英語、数学、社会、理科関係の授業をします。国語の教科関係では、現代文、国語総合、国語表現、古典、書道など。英語の教科関係もコミュニケーションⅠ、コミュニケーションⅡ、英語表現など。その一つ一つを決められた時間数で、授業をします。黒板を使って、授業をします。教える中で、時には理解できない箇所があって立ち止まる生徒があっても、全体の授業の中では、待っていられない状況もあります。

 でも、今回のコロナ禍でも個別指導授業は、生徒ひとりひとりに向き合って、どこで躓くのか、どこが分かりにくいのか、十分に時間をかけて進めることができます。国文法が理解できていると、英語文法は実にスムーズに理解できます。小学校からの「ことばのきまり」が丁寧に現場の教育で教えられていると、本当に良いのですが、「動詞」「名詞」「副詞」「形容詞」・・など分かりやすく教えられていない、特に不登校時代が長い生徒は難しいですね。日本語がわかっていると、英語がわかります。元の基本となる、つまり考えの基本となる言語をきちんと使えることが、他の言語の理解になると、強く私は思っています。

 毎日、ひとりずつ。教える教科も全部違います。あっという間に時間が過ぎていきます。ひとりひとりが違います。そこがたまらなく素敵です。

マスクをつけての授業です。英語の発音はなかなか難しいです。口を見て、覚えてもらうほうがいいときは、離れたりと、忙しいですが面白いです。生徒の反応がみんな違うので、楽しいですね。

 入学式から、休校扱い。「密」を防ぐ対策。通信制高校だからこそできる授業。40人入る教室に1人ずつ。まったく雑音もない、生徒と私の授業です。外はもう6月の景色。教室からは、トヨタ自動車の大きな船が動き出しましたのも見られます。

この面接授業、ひとりスクーリングが終わるのを待っていてくださるお母さん。

 「ホームページで、この学園を見つけました。もっと早くこのゆずりは学園を知っていればと思いました。海と森に囲まれたここに来ると、本当に心が和むというか、心地よいというか、子どももここがいいと言って・・子供が選びました」お母さんの言葉にまた幸せを感じます。

 手作りのウッドにも爽やかな風が吹いています。

パパさんは、生活困窮者の方たちの住居改修工事に日々走っています。国からの給付金がもらえるのに、テレビ、新聞などからも情報が入りません。住所がないホームレスの人たちがかなりいます。住所を持ち、銀行口座を持ち、申請に向かいます。市役所への同行は他の人がします。空き家の家を改修工事に入っています。名前は「ゆずりはハウス」  ゆずりは学園のお金は回すことはできません。パパさんとママさんの個人のお金です。リフォーム工事は意外とお金がかかりそうです。老後の資金を麻生大臣の言葉のように2000万貯めたかったですが、到底無理ですね。まあ、死んでからはお金は不要です。アベノマスクはまだ届いてはいませんが、すぐに寄付できます。検品に7億円とか。不良品を検品?不良品なら、作成した会社にその責任があり、また余分に大切な税金で7億払って・・本当におかしいです。

 戦闘機を買わなければいい。アメリカから1000台も余分に医療器械を買わなければいい。

ああ、またまた政治への不信になってしまいました。できることを、丁寧に。ゆずりは学園ママの深夜のレポートでした。